中大が連勝で勝ち点2 二刀流期待の1年・熊谷陽輝が初スタメンで決勝打 東恩納らに続きルーキー躍動中

[ 2024年4月17日 15:42 ]

東都大学野球1部春季リーグ・第2週第2日   中大6―0国学院大 ( 2024年4月17日    神宮 )

<中大・国学院大>2回、先制となる適時打を放ちポーズを決める中大・熊谷(撮影・大城 有生希)
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 中大が投打で圧倒し勝ち点を2に伸ばした。「7番・DH」で初スタメンを果たした熊谷陽輝投手(1年=北海)はリーグ初安打が先制の決勝打となり「初めてヒットが打ててうれしかったです」と喜んだ。

 1メートル82、97キロとひときわ大きな体格の熊谷。高校時代はエースで主砲として昨夏の甲子園ではベスト16入り。プロも視野に入れていたが、10月に右肘のクリーニング手術を受け、大学卒業後のプロ入りを目標に中大へと進んだ。

 今季は代打での出場はあったが、先発出場は初。「緊張した」と振り返ったが、第1打席は2回1死一、三塁といきなりの好機。「積極的に振ることだけ考えた」と2球目の直球を振り抜くと打球は二遊間を抜ける先制適時打に。最高の場面でリーグ戦初安打を記録し「打ち取られたかと思ったが、しっかり振り抜いたので良かった」と胸を張った。

 今季の中大は東恩納蒼投手(1年=沖縄尚学)、子安秀弥投手(1年=東海大相模)がすでに勝ち星をつかめば、橋本航河外野手(1年=仙台育英)はすでに上位打線として固定。同期の活躍をベンチから見てきたからこそ「同級生が活躍しているとすごい刺激になりましたし、今日はスタメンで出られるということで結果を残そうという気持ちでできました」と強い思いも口にした。

 高校時代は通算33本塁打を誇り、投げても最速146キロの本格派右腕。今季は打者に専念するが、「自分の中でもピッチャーもバッターでもという気持ちはあります」と、早ければ今秋にでも投打二刀流を解禁する。夢は大きく「大谷選手がいるのでそこを目指して頑張りたい」。少し照れながらもはっきりと口にした目標へ向け、戦国東都で技を磨いていく。

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