楽天・浅村“神走塁”!リプレーで覆った 天敵攻略逆転勝ち

[ 2024年4月17日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―2オリックス ( 2024年4月16日    楽天モバイル )

1回楽天1死三塁、阿部の三ゴロで捕手森のタッチをかわして生還する三走浅村
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 天敵を“神走塁”で討った。楽天に会心の逆転勝利を呼び込んだのは、開幕から不振に苦しむ主砲・浅村のバットと足だった。

 自身の2点二塁打で同点に追いついた初回だ。1死三塁で、阿部の三ゴロで三塁走者の浅村がスタートを切った。高いバウンド。難しい判断だったが「暴投があるかなと思いながら走った」。いったんは三本間で止まったものの、三塁手・西野の本塁返球が一塁寄りに大きくそれ、再び本塁へ。捕球した捕手・森のタッチに体を反らし、本塁を陥れた。

 判定はアウト。すぐさま「タッチされた感触はなかった」とリプレー検証を要求し、判定はセーフに変わった。これが決勝点。紙一重でタッチをかわし、SNSでは「浅村の1ミリ」の声も上がった。21年から昨年途中まで10連敗を喫した大の苦手左腕・田嶋を3回でKO。今江監督が「ずっとやられている投手なので大きな自信になった」と話した通り、苦手意識も払拭した。まだ打率・182の浅村。それでも、最下位を脱出したチームに確かな光をともした。(秋村 誠人)

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