893日ぶり登板の阪神・高橋「僕が投げるのすごく珍しい。珍しいから応援してくれている」

[ 2024年4月17日 13:31 ]

ウエスタン・リーグ   阪神―オリックス ( 2024年4月17日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・オ>実戦復帰登板を果たし、1イニングを無失点の高橋(撮影・岸 良祐)
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 「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」からの復活を目指す阪神・高橋遥人投手(28)が17日、ウエスタン・リーグのオリックス戦で実戦復帰を果たした。

 21年11月6日のクライマックス・シリーズ、ファーストステージ第1戦の巨人戦(甲子園)以来となる893日ぶりの先発マウンドで1回1安打1奪三振無失点。ツーシームで空振り三振を奪い、最速は147キロだった。以下は登板後の一問一答。

 ――久々の登板
 「緊張はめちゃくちゃしたっすね。前日の夜とか、あとはきょう一日、結構そわそわしていたかなと思います」

 ――実際投げてみて
 「そうですね。意外に立ってみたら、久々ですけど、2年半という感覚はあんまりなくて。先頭バッターにとらえられたんですけど、アウトになって少し緊張ほぐれたかな、という感じです」

 ――開門待ちからすごい客
 「そうですね。いろんな人に見に来てもらって、感謝、ありがたいですし、ずっと投げない中でも、こう応援してくださっている人の声とか聞こえていたので、またこうやってマウンドに投げられているところを見せられて、すごくよかったなと思います」

 ――ようやくの想い
 「パフォーマンス的にはまだまだですし、たまたまというか、狙っているところに全部いっている訳でもないですし、球威の部分も球速の部分もまだまだなんで、それが戻ってきたら、もうちょっとそういうの感じてくるのかな、と」

 ――投げた球種は
 「スライダーとツーシーム。まぁ、フォークみたいなものですね」

 ――感覚は
 「それもまだまだですね。一番はストレートだと思うので、そこがもう少し戻ってくれば、変化球ももっとよくなるかなと思います」

 ――敵に投げると気持ちも違う
 「全部緊張したんですけど、きょうが一番。試合ということもあるし、スタンドにもファンの人もいるし…。ミーティングとか、いろいろ久々だったんで、そういうのも緊張したという感じですね」

 ――先発のマウンド
 「1イニングもらって、先発で投げさせてもらうのはありがたいですし、後に投げる人にも感謝したい」

 ――チームメートも見守っていた。どういう声かけ?
 「結構、頑張れとか。僕が投げるのすごく珍しいと思うので…入団してから一回も見たことない人もいると思うので、珍しいだろうな、と。珍しいからみんな応援してくれているんだろうな、という感じです。ありがたいです」

 ――試合で投げられたことについて
 「手術もさせてもらってるし、応援もすごいしてくださって。リハビリもトレーナーさんとか理学療法士さんとかすごくお世話になってるんでそういう意味でも、すごく感謝してるし。けど、まだまだだと思うので、しっかり状態を上げていけるようにしたい」

 ――今後は
 「何回かもう少し(イニングを)刻むかもしれないですけど、ちょっとずつ上げて行けたらな、と。(イニングを)増やしていって、状態も上げて行けたらな、と思います」

 ――投げた直後、肘の状態は
 「全然(問題ない)です」

 ――次、どういうこと
 「ストレートの質をもっと上げて…。そこだけですかね。そこが一番だと思うので。そこがよければOKという感じなので。ずっとストレートですかね」

 ――質もコントロールも
 「全部ですかね。まとまってきたら球速も出てくるし、しっかり力を伝えられたら、狙ったところへの球威も出てくると思うので、そういうところですかね」

 ――三振は粘られながら
 「真っ直ぐでまだ勝負つけられなかったので、という感じです」
 ――楽しむ余裕はあったか
 「余裕はなかったです。走者も背負ったし、しっかり最低でもゼロで還って着たいと思っていたので、楽しむというより、一生懸命という感じです」

 ――最速147キロ
 「現状はこれぐらい。まだまだです」

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