大谷翔平 3度の得点圏で全て初球打って凡退 指揮官「気持ちを少し抑えなければならない」

[ 2024年4月17日 14:54 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―2ナショナルズ ( 2024年4月16日    ロサンゼルス )

<ドジャース・ナショナルズ>勝利し、ベッツ(右)とタッチを交わすドジャース・大谷(左)(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地・ロサンゼルスでのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席と第5打席に安打を放って4試合ぶりにマルチ安打をマークしたが、第2~4打席目は3打席連続得点圏で凡退。チームは6―2で勝利して連敗を2で止めたが、大谷は今季得点圏では19打数1安打、打率.053となった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷がこの試合の得点圏でいずれも初球を打って凡退したことに「彼はアグレッシブな打者。ただ、今は上手く捉えられていない。そして得点圏に走者がいると、よりアグレッシブになっていると思う。その気持ちを少し抑えなければならない」と話した。

 大谷は初回、ナショナルズの先発左腕パトリック・コービンに外角低めに速球を2球連続で決められてあっさり追い込まれたが、3球続いた外角低めの速球を軽打して左前に運んだ。連続試合出塁はこれで16に伸ばした。

 第2打席はベッツの適時打などでリードを3点に広げた2回1死二、三塁の好機。果敢に初球から狙っていったが、速球を打ち損じて二ゴロに倒れた。第3打席は1点差に迫られた4回2死一、三塁で迎えた。この打席も左腕コービンの初球を狙ったが、またも速球を打ち損じて二ゴロに打ち取られた。

 第4打席も再び得点機で大谷に打席が回ってきた。ベッツがこの日4安打目となる二塁打を放って好機を演出。しかし、大谷はこの試合4度目の対戦となった左腕コービンの初球を狙ったが、91.2マイル(約146.7キロ)の速球に差し込まれて中飛に打ち取られた。それでもベッツはタッチアップで三塁へ進んだ。続くフリーマンが申告敬遠で歩くと、テオスカー・ヘルナンデスが三塁内野安打を放って追加点を奪った。

 デーブ・ロバーツ監督は試合前にも大谷の得点圏打率について言及。得点圏での低打率については「気付いていなかった」としつつ「ただ、それは小さなサンプル。昨夜、得点圏に置いた場面でセンターへ打球速度100マイル以上の打球を飛ばしていた。16打数1安打は理想的ではないが、シーズンを通して、彼が今のようにバットを振り続ければ問題ないだろう」と話していた。

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