阪神・和田2軍監督 高橋の893日ぶり実戦登板に「全然、見ていて不安がない。一段階段を上がった」

[ 2024年4月17日 17:32 ]

ウエスタン・リーグ   阪神4―1オリックス ( 2024年4月17日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・オ>試合後ファンにあいさつした高橋(手前は和田二軍監督)撮影・岸 良祐)
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 阪神2軍がオリックスに快勝した。先発の高橋が21年11月6日のクライマックス・シリーズファーストステージ第1戦の巨人戦以来、893日ぶりとなる実戦登板。1回を1安打無失点に抑えた。打者4人に計16球を投じて最速は147キロだった。2回以降は富田が5回無失点と好投し、石井、湯浅と投手リレーで試合を締めた。

 以下は和田2軍監督の一問一答。

 ―高橋が復帰登板
 「本人曰く、『めちゃくちゃ緊張しました』ということなので。でもね、893日ぶりで。真っすぐなんかは投げるたびにもっと上がってくると思うので。一番感じたのはやっぱりコントロールがいいから、全然、見ていて不安がない。今日久しぶりの登板だったけど、ブルペンから投げるのを見ていると、やっぱりコントロールというところで、四球を出すような感じじゃないので、ベンチから見ていても安定感というか。ボールの質とか速さはもう少し上がってくると思うけど、やっぱりあのコントロールは大きな武器になるよね」

 ―状態はつぶさに見ていきながら、実戦をこなしてくれたことは大きな前進か
 「そう。今日は本当に、マウンドに立てること自体、1イニングに投げること自体が(高橋)遥人にとってもチームにとっても収穫だと思うし、今日投げたことで、明日の様子を見ないといけないけど、一段、階段を上がったかな。ただ、今日1イニング投げたからポンポンポンと上げていくのではなくて、この1イニングを何回か繰り返しながら、少しずつイニング数を(増やす)、というところになるよね、現段階ではね」

 ―先発で投げさせた理由は
 「いや、もちろん復帰した時にはね、先発でいくピッチャーなので、やっぱり今日にしたのも昨日のね、天気とか、いろんなことがあってもう俺だけじゃなくてね、投手コーチも、復帰する時には、一番いい条件でね、投げさせてやるっていうことをね、うまくみんなでっていうかね、投手コーチ含めて話をしたので、それが今日になったし、先発というかたちで、1イニングだったけどね。みんなの思いがそうさせたっていうかね。うん、そういうマウンドだったと思うし、遥人もね、それに応えてっていうか、もうほんとに今日はもうあそこに立ってただけでね。それは本人だけじゃなくて、ピッチングコーチもそうだし、リハビリを担当してるね、トレーナー陣もそうだし、ほんとによかったなという思いでね。ただ、これからまたいろんな戦いが始まるからそこはしっかりサポートして。いや、みんなでサポートしてね。なんとか本来いるべき場所にね、戻してやれるようにみんなでサポートしていきます」

 ―井坪が2安打
 「2安打もそうだし、やっぱり守備だよね。守備でいいプレーが2つあったかな。守備からのっていったかたちで、どうしても気持ちにちょっとね、ムラのある選手なのでやっぱり自分を奮い立たすために、今日は守備からっていうね、いい入りができて、それがバッティングにつながったと思う。バッティングの状態はずっといいんだよね、これをいかに続けるかということかな」

 ―湯浅は変化球も交えながらしっかり投げていた
 「そうやね、投げるたびに、少しずつ上がってきているような、感じで見てたけど」

 ―高橋にマウンドへ 向かう前に声掛けは
 「いやいや何も特別なことは」

 ―湯浅投手今後もファームで登板重ねる
 「声がかかるまではねそういう、なるべくそういう場面で投げさせてやりたいし。他のピッチャーも兼ね合いはありながら。ちょっと今日みたいなケースでなるべくね。投げさせて本番に近い。こっちはこっちの本番なんだけどね。いずれ声がかかるときのためには、やっぱりそういう場を踏んだ方がいいと思うしね」

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