ソフトバンクは連勝ストップも収穫!! 近藤が日本ハム・山崎から苦手克服する先制打

[ 2024年4月17日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1-5日本ハム ( 2024年4月16日    エスコンF )

<日・ソ>初回、先制打を放つ近藤(撮影・高橋 茂夫)
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 連勝ストップ…。ソフトバンクは16日、日本ハムに1―5で敗れて、11日の同戦から続いていた連勝が4で止まった。初回に近藤健介外野手(30)の右前適時打で1点を先制。近藤は昨シーズン抑えられた山崎から前回対戦でも2ランを放ち、苦手を克服している。だが、先発・有原航平投手(31)が1点リードの3回に郡司から3ランを浴びるなど、逆転負けを喫した。

 同じ左腕に2週続けて敗れ、連勝が4で止まった。ただ、攻略を続ける男はいた。先発で7回1失点だった山崎に唯一のタイムリーを浴びせた5番・近藤だ。試合後は「いや、全然です」と話したが、3打席で出塁を果たした。

 山崎がオリックスに在籍していた昨季は9打数無安打2三振と抑え込まれた。今季の相性は違う。第1打席のファーストスイングで攻略した。「とにかく、自分のバッティングをしようと、打席に入りました。先制のチャンスを生かせてよかったです」。初回1死から今宮、柳田の連打などで2死一、二塁のチャンス。初球のチェンジアップを迷いなく振り抜いた。打球は一、二塁間を抜く右前への先制適時打。先発した有原に1点をプレゼントしたタイムリーの直後には「この後もペイさん(有原)を援護できるように」と話していた。

 前回も“福也(さちや)キラー”は背番号3だった。9日の同カード(熊本・リブワーク藤崎台)では4点を追う3回2死三塁でバックスクリーン左に2号2ランを放った。この日は2点を追う4回1死で死球、6回1死ではフルカウントから四球を選び1打数1安打3出塁。8試合連続安打となり、打率・346、2本塁打、8打点と好調を維持している。

 これで今季チームは5敗目。そのうち2敗が山崎でチームの課題として残った。小久保監督は「山崎がうまく、のらりくらりとね。なかなかチャンスをつくれなかった。連勝が止まるときはこんなもんですよ」と淡々と話した。

 このカードは1勝2敗と黒星が先行する形になった。だが、近藤は日本ハム戦で昨季は打率・302、5本塁打、21打点。今季も3試合で9打数3安打で打率・333、3打点、1本塁打と安定した成績を残している。「ここぞで一打が出るように」と準備から的確な近藤が、雪辱へチームを引っ張る。 (井上 満夫)

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