大谷翔平 カブス戦の第5打席は空振り三振 今季最長3試合連続マルチ安打で山本由伸援護

[ 2024年4月7日 07:38 ]

ナ・リーグ   ドジャース-カブス ( 2024年4月6日    シカゴ )

<カブス・ドジャース>初回、安打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が6日(日本時間7日)、敵地でのカブス戦に「2番・DH」で先発出場。第5打席は空振り三振に倒れた。

 第5打席は4点リードで迎えた無死一塁で迎えた。33歳の右腕マーク・ライターに対し、カウント1-1から投じられたチェンジアップにバットが空を切ると、4球目の内角低めに落ちるスプリットにもバットが空を切り、空振り三振に終わった。

 初回に先頭のムーキー・ベッツが四球で歩いて迎えた第1打席。敵地ファンからブーイングを受ける中、メジャー2年目左腕のジョーダン・ウィックスと対戦。3球で追い込まれたが、カウント1-2からの4球目のスライダーを捉えて二遊間を破り、試合前に談笑したカブス・鈴木誠也が守る右前へ運んだ。ベッツ、大谷が出塁して無死一、二塁と絶好の先制機を演出。相手の暴投もあって1死二、三塁としたが、中軸が打ち取られて先発の山本由伸に先制点をプレゼントすることはできなかった。

 第2打席は3回の先頭打者。打席に入るたびに敵地ファンからブーイングを受ける中、カウント3-1からの5球目はヘルメットが脱げるほどのフルスイングを見せたが惜しくも空振り。その後7球目の92マイル(148.1キロ)直球に差し込まれて中飛に倒れた。

 第3打席は5回1死一塁の場面。左腕のウィックスに対し、1ボールから内角高めの91マイル(約146.5キロ)速球に詰まらされたが、左前にポトリ。毎打席敵地ファンからブーイングを受ける洗礼の中、ブーイングをはね返す活躍を見せた。その後2死満塁と好機を拡大すると、2番手右腕のホセ・クアスの暴投、マックス・マンシーの右越え2点適時打で3点を先制した。

 第4打席は3点リードの7回。3番手は2メートル3センチの大型左腕のルーク・リトルとの対戦で、先頭打者として大谷が打席に入った。2ボールからの3球目、内角高めの97マイル(約156.1キロ)を強振したが空振り。この打席はルークの制球が定まらず、四球を選んでこの日3度目の出塁で一塁へ歩いた。山本由伸のために追加点を奪いたかったが、続くフレディ・フリーマンが併殺打に倒れるなど無得点に終わった。

 大谷はメジャー7年目で自己ワーストの開幕から8試合、40打席ノーアーチと苦戦していたが、3日のジャイアンツ戦の第4打席でドジャース移籍後初本塁打とするソロ本塁打をマーク。本拠初アーチで5万超の満員のファンを沸かせた。移動日を挟んで迎えた5日のカブス戦でも2戦連発となる2号2ランを放つなど2安打2打点の活躍。2試合連続マルチ安打、そして今季初の複数打点をマークし、完全復活を予感させていた。

 リグリー・フィールドはエンゼルス時代の2019年に一度だけ遠征したが、代打待機で出番がなかった。元祖二刀流のベーブ・ルースゆかりの球場で、ルースがプレーした球場で現存するのはフェンウェイ・パークと、リグリー・フィールドのみ。1932年のワールドシリーズ(WS)では、大病の子供のために150メートルの「予告本塁打」を打ったとされるなど、ルースが躍動した球場で大谷も連日の活躍を見せた。

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