カブス・今永昇太 大谷を空振り三振斬り 日米通じて初対戦もあいさつ替わりの直球フィニッシュ

[ 2024年4月8日 04:05 ]

ナ・リーグ   カブス―ドジャース ( 2024年4月7日    シカゴ )

<カブス・ドジャース>初回、大谷から三振を奪う今永(撮影・光山 貴大)
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 カブスの今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地で行われたドジャース戦に先発登板。初回1死から大谷と日米通じて初めて対戦し、空振り三振に切って落とした。

 注目の対決で、初回から今永が魅せた。カウント3-2から3球続けてファウルとされた後だ。内角高めに151・9キロの速球を投げ込み、大谷のバットが空を切った。気温9度の寒さで雨もパラつく中、この日も日本時代と同じ半袖姿で熱投。力でねじ伏せた空振り三振に本拠地スタンドから大歓声があがった。さらに、3回2死無走者で迎えた2度目の大谷との対戦も、直球で三邪飛に抑えた。

 昨年3月のWBCで侍ジャパンの同僚だった大谷とは日米通じて初の対戦。大谷との対戦に関しては「非常に厄介な選手。もちろん抑えたい。仮に打たれても動揺しないようにやっていけばいい」と話していた。だが、同時に「ほかにもたくさん凄い選手がいる。まんべんなく警戒して全打者に全神経を注ぐような形で投げたい」と大谷に固執せず、ド軍打線を抑え込む意識を強調していた。

 今永はメジャーデビュー戦となった1日(同2日)のロッキーズとの本拠地開幕戦で圧巻の投球を披露し、初勝利を手にした。6回2死まで無安打投球で、6回を2安打9奪三振、無失点に抑えた。デビュー戦で6回を無四球無失点、かつ9奪三振以上は1901年以降では2018年のニック・キンガム(パイレーツ)以来メジャー2人目。球団では過去123年で初の快挙に全米が衝撃を受けた。MLB公式サイトも「今永の手から繰り出されるフォーシームとスプリッターの2つの球種はシーズンを通じて最強の組み合わせになりそうだ」と最大限の評価を与えていた。

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