巨人・西舘 初お立ち台で大緊張「中央大学かっから来ました」 度会との初対決制し、4ホールド目

[ 2024年4月7日 18:07 ]

セ・リーグ   巨人3―0DeNA ( 2024年4月7日    東京D )

<巨・D>笑顔でヒーローインタビューを受ける高橋礼(左)と西舘 (撮影・西川祐介)
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 巨人の西舘勇陽投手(22=中大)がDeNA・度会隆輝外野手(21=ENEOS)とのドラフト1位ルーキー初対決を制し、プロ4ホールド目をマークした。

 先発マウンドに上がった高橋礼投手(28)の1086日ぶり白星が懸かった一戦。3点リードを守りたいリリーフ陣も奮闘した。

 7回に登板した2番手左腕・中川が3者連続三振を奪う熱投。続いて8回に3番手として登板した西舘は代打・梶原を150キロ直球で空振り三振に仕留めると、続く代打・楠本は初球の148キロ直球で右飛に。そして、打席に1番・度会を迎えた。

 フルカウントからファウルで粘られたが、9球目のカットボールで引っかけさせ、結果は投ゴロ。注目の初対決は西舘に軍配が上がった。

 試合後、高橋礼と並んでプロ初のお立ち台に上がった西舘は「えー…中央大学かっから来ました西舘勇陽です」といきなり噛んで「あははは…」と照れ笑い。“つかみはオッケー”なドライチくんに微笑ましく見つめるスタンドからは歓声が上がった。

 マイクがかすかに拾う小さな声で「緊張する…」と口にした西舘。気を取り直して「引き続き同じようなピッチングができるように頑張っていきます。応援のほう、よろしくお願いします」と笑顔で呼びかけた。

 その後、高橋礼のインタビューを挟んだあとで改めてプロ4戦4ホールド、失点なしという内容をインタビュアーに振られた西舘は「ありがとうございます…」と再び新人らしいフレッシュな照れ笑い。

 「そうですね…やっぱりキャッチャーの大城さんであったり、本当にバックで野手の皆さんが守ってくれてるおかげだと思ってます」とはにかんだ。

 これまでは主に7回を任されていたが、この日は中川が7回、西舘が8回を投げて9回の守護神・大勢につないだ。

 「礼さんとコウタさん(中川)が凄い…ゼロで…あの、つないできたので、自分もその流れに乗って大勢さんにつなげるようにっていう意識でマウンドに上がりました」。

 注目された度会との“ドライチ初対決”については「凄い粘られて。自分としても苦しいピッチングではあったんですけど。最後なんとか打ち取ることができて凄い良かったなと思ってます」とした西舘。マウンドでの堂々とした振る舞いと好成績とはうってかわった初々しい笑顔でG党のハートも完全に射抜いていた。

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