MLB公式サイト ドジャース・山本由伸のカーブは「エリート級」 カーショー並みで「すでに最高」

[ 2024年4月7日 14:17 ]

<カブス・ドジャース>力投する山本(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、敵地シカゴでのカブス戦に先発し、5回3安打無失点、自己最多8三振を奪う好投でメジャー初勝利を挙げた。試合前日の5日(同6日)、MLB公式サイトは「ヤマモトの多彩なカーブはすでにエリート級」と題した記事を掲載。8つの三振のうち半数をカーブで奪うなど、記事を投球内容が証明した形となった。

 記事を執筆したデビッド・アドラー記者は、山本のカーブを「すでにMLBで最高のもののようにみえる」と大絶賛。3月21日に韓国・ソウルで行われたパドレス戦での登板を振り返り「不安定なものだったが素質はもう見えていた。そしてドジャースタジアムでのデビュー戦(現地3月30日)で、結果が出た」とつづった。

 さらにStatcast(MLBで導入されているデータ解析ツール)の3Dトラッキングなどを用いて「山本のカーブで際立つのは、特に落差である」とその「落差」に注目。「山本のカーブは、同じような球速とリリースポイントでカーブを投げる投手と比べて、7.7インチ(約19.5センチ)落差がある。」とし、パドレスのディラン・シースやアストロズのJ.P.フランスら先発投手の、今季のカーブ落差と比較した。

 「山本はカーショーと同じように、多くの打者が手出しできないカーブで次々と三振を奪うだろう」。カーブを最大の武器とし、ドジャース一筋で通算210勝を記録。メジャーのレジェンド、クレイトン・カーショーと重ね合わせて大絶賛。「データ的にも視覚的にも美しい“エリート・カーブ”だ」と絶賛は止まらなかった。

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