巨人 天国の木村拓也さんへ…命日に白星届ける ともに戦った坂本勇人が決勝打

[ 2024年4月7日 19:19 ]

セ・リーグ   巨人3―0DeNA ( 2024年4月7日    東京D )

2007年、お立ち台で笑顔を見せる巨人・阿部慎之助(左)と木村拓也さん
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 巨人が天国の木村拓也さんに白星を届けた。

 4月7日は、クモ膜下出血のため2010年に37歳の若さで亡くなった元コーチ、木村拓也さんの命日。

 突然の悲報から今年で14年が経ち、ともに戦った選手ももう少ないが、木村さんが2009年限りで現役引退するまでチームメートとして3年間をともに過ごした坂本勇人内野手(35)が初回に先制そして決勝の2点適時打を放って天国に捧げた。

 木村さんは1990年ドラフト外で日本ハムに入団し、95年から広島、06年から巨人でプレーして09年限りで現役を引退した。捕手、内野手、外野手をこなすマルチプレーヤーだった。

 原辰徳監督の第2次政権下だった引退翌年の2010年には1軍内野守備走塁コーチに就任。だが、同年4月2日に突然の悲報が襲った。古巣でもある広島戦(マツダ)の試合前ノック中に突然倒れ、緊急搬送。懸命な治療が施されたが、意識を取り戻すことなく5日後の4月7日に帰らぬ人となった。まだ37歳の若さ、38歳の誕生日まであと8日だった。

 木村さんの追悼試合として行われた同年4月24日の巨人―広島戦(東京D)では故人の親友だった同学年の谷佳知が8回に逆転の満塁本塁打を放ち、巨人が7―4で勝利。この試合は今も関係者、ファンの間で語り継がれる試合となっている。

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