阪神・近本 不敗神話弾だ!神宮で一発放てば5戦5勝 長打率・567でリーグトップに浮上

[ 2024年4月7日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4-3ヤクルト ( 2024年4月6日    神宮 )

<ヤ・神>4回、ソロを放ちナインとタッチをかわす近本(撮影・大森 寛明)
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 阪神・近本が、チームを限りなく勝利に近づける放物線を描いた。2点劣勢の4回に反撃の右翼越え2号ソロ。価値ある快音を放ったリードオフマンには、実は神宮球場の杜に宿る不敗神話があった。

 「追い込まれていたが、うまく打つことができました。先制された直後に点数を返すことができて良かったです」

 2点を先制された直後の4回だ。先頭打者として巡ってきた第2打席に2ボール2ストライクから5球目のスライダーを仕留めた。3回まで無安打に封じ込められていた相手先発の吉村から放ったチーム初安打となるアーチ。「結果的にそういうふうになってますね」とクールに振り返ったがこの回同点に追い付き試合の流れを引き戻すと、7回には佐藤輝の勝ち越し2ランも飛び出してチームは今季初の連勝を飾った。

 これで19年4月18日のヤクルト戦以来、神宮球場で近本がホームランを記録すればチームは5戦5勝。不敗神話弾で存在感を示した。また、長打率は・567となり、リーグトップに浮上した。

 「しっかりボールに入っていけていますし、最後の打席もちょっと先でしたけどちゃんとバットを使っていけてる。2三振しているところがちょっと余裕がないなと感じている」。余韻に浸らず淡々と収穫と課題を口にしながら“バットを持った哲学者”は次の一打席へ目を向けた。(遠藤 礼)

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