オリックス打線お目覚め14安打9点大勝!中川が火付け初回2点適時二塁打&西川は移籍初の猛打賞

[ 2024年4月7日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス9-1ロッテ ( 2024年4月6日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>初回、中川は先制の2点二塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 たまっていた鬱憤(うっぷん)を一気に爆発させた。オリックスは今季初の2桁14安打で最多の9得点と圧勝し、最下位から脱出。開幕から7戦連続2得点以下と貧打に悩まされていた打線が、初回に3番・中川の左翼線への2点適時二塁打などで3点を先取して波に乗った。

 西川、西野の連打で巡ってきた好機を生かした。中川は「龍馬さんと西野さんがいい感じでつないでくれた」とうなずいた。前日5日に今季初昇格。発熱による体調不良から復帰したばかりだった。「まだ100%まではいっていない」。万全な状態ではないものの、復帰後2戦連続で二塁打を放つなど、低調だった打線を活気づけた。

 試合前時点で打率・185だった西川も、9回先頭でこの回4得点の口火を切る中前打を放つなど、移籍後初の3安打猛打賞。「みんなつながった。その部分が一番よかった。一本出たらだいぶん変わる。頓宮も今は悩んでると思いますけど、1本出たら絶対変わると思うんで」。この日も無安打で打率・048に沈む昨季のリーグ首位打者を気遣った。

 先制、中押し、ダメ押しと理想的な展開にも、中嶋監督は「まだ1回しかないからわかんない」と冷静。「やっぱり1、2、3(番)で点を取ってくれたら、勢いが出ますよね。ああやって、つなぐということを思い出してくれれば」とさらなる爆発に期待した。(阪井 日向)

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