山本由伸のオリックス入団当時の担当スカウト、山口和男氏「本当に感謝しかない」

[ 2024年4月8日 02:30 ]

ドジャース・山本由伸がオリックス入団当時の担当スカウトだった山口和男氏

 ドジャース・山本のメジャー初勝利に際し、オリックス入団当時の担当スカウトだった山口和男氏(49=現編成部アマチュアスカウトグループ長)が喜びの声を寄せた。

 「由伸に関しては家族同然なので。エールというよりは、もう本当に感謝しかないですね。一緒に夢を見させてもらっている。ただ、本人の中ではまだ夢をかなえた気持ちはないと思いますよ。通過点ぐらいにしか思っていないでしょう」

 キャンプでの取り組みや、オープン戦での登板も映像などで確認してきた。オープン戦も防御率8・38と苦戦。「数字的なことを彼は気にするようなタイプでもない。いつどのような状態でも、“はい、調子よくなってきました”と言うようなタイプ」。結果が出ない中でも、信頼が揺らぐことはなかった。

 「国際舞台での実績もありますし、普通の投球をすれば結果は付いてくると思っていました」

 実はデビュー前日も連絡を取り合ったが、登板についてはあまり話さなかったという。「由伸がマウンドに上がるためにどれだけの時間を費やして準備するかを知っています。余計なことは言わず、です」。夢のスタートラインに立った“家族”を、これからも温かく見守っていく。 (阪井 日向)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月7日のニュース