山本由伸と初バッテリーのバーンズ カーブ比率増で初勝利アシスト「球界最高級のピッチャーになる」

[ 2024年4月7日 09:50 ]

ナ・リーグ   ドジャース4-1カブス ( 2024年4月6日    シカゴ )

山本(右から3人目)を中心にマウンドに集まるバーンズ(右)らドジャースナイン(AP)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、敵地シカゴでのカブス戦に先発登板。好調カブス打線を5回3安打無失点、自己最多8三振を奪う好投でメジャー初勝利を挙げた。前回登板からの連続イニング無失点はこれで10に伸ばした。

 公式戦3度目の登板で山本と初めてバッテリーを組んだオースティン・バーンズは、カーブの割合を過去最多の35%と比率を増やして配球。この日の最速96.9マイル(約155.9キロ)の速球と緩急差をつけ、三振も8個のうち4個をカーブで奪った。

 バーンズはこの日の山本について「最初は感覚がつかめず、多くの走者を出し、すぐに厳しい状況になったけれど、そこでいい球を投げた。3者連続で三振に取り、得点を許さなかった。最初のイニングで基調を定めたことが大きかった。3、4、5回にはグループをつかみ、楽に抑えた。いい球を投げていたと思う。まだ80球くらいだったからもっと投げたかっただろうけれど、十分に称賛する言葉がないくらいだ」と称えた。

 そして、山本のカーブについては「速球は伸びがあり、スプリットはナックルのように落ち、カッターもキレがあるから、(カーブで)スピードを変えることは重要だ。彼の持ち球でスローな球種はそれだけ。いい球だよ。打者の動きを止める。おかげで彼の速球が生きる」と高評価した。

 これで2試合連続無失点と一戦ごとに向上していることには「ヨシは最高だよ。彼は大丈夫だ。カージナルス戦でもすごい投球をしたし、今日もよかった。新しい環境に慣れれば、彼が球界最高級のピッチャーになる」とお墨付きを与えていた。
 

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