西武・松井監督 9回は青山投入「非常に難しい場所…昨日の今日なんで大きな勝利」今後の守護神にも言及

[ 2023年5月7日 18:08 ]

パ・リーグ   西武5―4オリックス ( 2023年5月7日    京セラD )

<オ・西>4打点の若林、呉を迎える松井監督(撮影・井垣 忠夫)
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 4位・西武は7日、首位・オリックスに5―4で勝利。連敗を3で止め、勝率5割(15勝15敗)に戻した。3年目の若林楽人外野手(25)が6回2死満塁から走者一掃の同点適時二塁打を放つなど2安打4打点の活躍で勝利に貢献した。

 接戦を制し連敗を止めた松井稼頭央監督(47)は試合後、9回に増田ではなく青山を登板させたことについて「9回って非常に難しい場所だと思いますからね。そういう意味ではね、1点取られましたけど、しっかりとあそこを勝てたっていうのは彼にとって非常に良かったと思う。チームにとってもね、昨日の今日なんで大きな勝利になったと思います」と語った。

 松井監督との一問一答は以下の通り。

 ――若林が4打点の活躍。

 「もう本当に最高の場面で最高のバッティングをしてくれたと思うし。まあね、非常に思い切りの良さもありながら、パンチもあるし、あそこの3点って非常に大きかったし、あの後のもう1点取るところ、あそこのタイムリーも非常に大きかった」

 ――以前と比べてもパンチ力が増したように感じる。

 「いや、もう元々パンチ力はあるんでね、非常に大きいのももちろん打てるだろうし。でもね、ああいうところでしっかりと振るところ、また粘って塁に出るところ、何とか足を使ってっていうところがね、もっと使えればね、本当に凄い選手だと思う」

 ――前の2打席の結果が悪かったが、その中でも初球からいった。

 「それが彼のやっぱ良さでもあると思うんでね、やっぱり山岡君というか、早いカウントで勝負しないとね、なかなかチャンスはないと思うし。そういう意味ではね、前の打席、しっかりとね、次につなげてくれたっていのは本当にね、あの3―0でリードされてる中であの3点って本当に大きかったですね。その前にやっぱみんな本当つないでくれたと思う」

 ――若林、マキノンには監督からアドバイスしている姿も。

 「いえ、マキノンとはね、まあ普段の話ですね。何食べに行ったとかね、昨日はよく寝れたのかとか、まあバッティングの話とかもしますけど、そういう会話ですね」

 ――与座は序盤の3失点から立ち直った。

 「あのね、3点先制された中でね、そこから与座っていうのは非常に良かったですね。打者のタイミングを外すこともそうですし、あそこのね、タイミングをずらすという意味では、本人にとっては次につながる投球だったんじゃないかなと思いましたね。あのところをね、もっともっと、まあ遊び心ではないですけど、ああいうふうに打者の反応を見ながら投げていければ、もっともっとね、彼の良さっていうのが出てくるだろうと思う。そういう意味ではね、もちろん3点はあれですけど、その後っていうのは本当にリズムが良かったと思います」

 ――次回は。

 「まだ全然決まってないですね」

 ――7、8回も安定してきている。

 「そうですね。平井にしろね、佐藤にしろ、見てて、持ってるものをね出してくれてると思う。あそこの回って非常に大きいですからね、うん」

 ――森脇にも安定感。

 「森脇はね、最近ずっといいですからね、はい。ああいうところをしっかりと抑えてくれるっていうのは打者のリズムもそうですけど」

 ――9回は青山。四球を2つ与えたが。

 「本当にあの場所っていうのはね、やっぱり違うと思うし、うん。これはもう彼が経験していくことが一番の近道だと思うので。その中でもちろん打たれる時もあるだろうし、いい時もあるだろうし。でもそれだけ9回って非常に難しい場所だと思いますからね。そういう意味ではね、1点取られましたけど、しっかりとあそこを勝てたっていうのは彼にとって非常に良かったと思う。チームにとってもね、昨日の今日なんで大きな勝利になったと思います」

 ――増田という選択肢も。

 「そこもあったんですけどね、きのうのリカバリーも含めてね、今日は青山でいこうと」

 ――今後も流動的に。

 「そうですね。そういうとこも含めて」

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