9回強行策実らず惜敗…オリックス・中嶋監督 6回3失点の山岡が初勝利逃し「もったいない」

[ 2023年5月7日 17:05 ]

パ・リーグ   オリックス4ー5西武 ( 2023年5月7日    京セラD )

<オ・西>9回、次打者の小田裕也に“耳打ちする”中嶋監督(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 首位・オリックスが7日、本拠で4位・西武に4―5と敗戦。中嶋監督の勝負どころでの采配が“裏目”に出て連勝が2でストップした。

 打線はシュウィンデルに来日初アーチとなる1号2ランが飛び出すなど序盤に3点を先制。先発の山岡は5回まで無失点と好投していたが、6回に3失点。2死からマキノンに四球を与えてしまうと、山川には左前打。さらに栗山にも四球を与え満塁のピンチを迎えるなど、やや球が高めに外れる場面が目立った。

 この場面で中嶋監督は動かず山岡の続投を決断。すると続く若林には真ん中高めの速球を捉えられ、走者一掃の3点適時二塁打を浴び同点に。山岡の今季初勝利はまたもお預けとなった。

 2点をリードされた9回の攻撃では、相手5番手・青山が乱れ2者連続四球で無死一、二塁とチャンス到来。ここで中嶋監督がベンチから飛び出し打者の小田に耳打ち。最後は拳で背中を軽く押して送り出すと、小田はバントの構えから強振。セオリーの犠打ではなく“強行策”を選択すると、小田は5球目粘った結果、バットを折られる二ゴロ併殺打に倒れた。

 そして2死三塁となってシュウィンデルの左前適時打により1点を返すも、若月が遊ゴロに倒れ試合終了。あと1点及ばず敗れた中嶋監督は「そのまま終わらなかったのは良かったです」とコメント。6回3失点の山岡については「(6回の四球が)もったいない。自分で追い詰めてしまったんでしょうね」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月7日のニュース