巨人ドラ1・浅野「0点」から「50点」に上方修正!2軍キャンプでプロ投手と初対戦「一番いい感触」

[ 2023年2月7日 05:30 ]

石田(左)相手にフリー打撃を行う浅野(撮影・尾崎 有希)
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 生きた球の感触が、ルーキーを笑顔にさせた。宮崎市の2軍キャンプに参加している巨人のドラフト1位・浅野(高松商)が、フリー打撃で投手と初対戦。野手の正面に飛んだ打球もあって19スイングで安打性こそ2本ながら、中堅深くまでの打球など鋭い当たりを飛ばした。

 「芯に当たった感触や飛距離は、第1クールのキャンプでは一番良い感触だった」

 3年目の育成右腕・木下、2年目左腕・石田と対戦。序盤は伸びのある直球に差し込まれ、一塁側へのファウルも目立ったが、徐々に修正した。右翼へのライナー性の打球も見せ「速い球に力負けしていなかった。逆方向に飛ばすのが自分の持ち味」とうなずいた。

 第1クール最終日。「初めは0点に近いくらい」とのここまでの自己評価を「対ピッチャーで芯に当てられた。実戦感覚でつかめたというのがあったので50点」と大幅に上方修正。苦手なマシン打撃でタイミングを合わせるのに苦しんでいたが、プロの投手を相手に本来の姿を見せるところに非凡さがある。

 外野守備では送球速度で145キロを計測して強肩ぶりをアピール。11、12日の紅白戦のベンチ入りが決まり、実戦デビューの可能性もある中で「第2クールは低い打球で飛距離を伸ばすことを意識しながらやっていきたい」と意気込んだ。

 宿舎では露天風呂に朝晩2回入り、リフレッシュしている18歳。キャンプ初の休日となる7日は、サンマリンスタジアムの球団公式グッズ店でレジ打ちなどを体験するイベントに参加予定。「商業科なので計算は得意」と笑顔を見せた。(小野寺 大)

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2023年2月7日のニュース