ソフトB・近藤が新天地での使命語る 「まずは優勝と日本一。ずっと強いホークスにならないと」

[ 2023年2月7日 07:01 ]

ロングティーする近藤(撮影・岡田 丈靖)
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 大型補強の目玉選手に迫った――。3年ぶりのV奪回を狙うソフトバンクの宮崎春季キャンプは5日に第1クールが終了。7日から第2クールに入る。休日インタビューの第1回は日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、加入した近藤健介外野手(29)。「どんな選手かを知ってほしい」と、本人の希望に添う形で野球以外も掘り下げた。「若手の教材」と藤本監督をうならせた打撃技術同様、的確に質問を打ち返した。 (取材構成・井上 満夫)

 ――徳之島での自主トレ後に、筑後ファーム施設で各選手らと合流した。その際に感じた球団の空気は。
 「緊張感がありますね。ファイターズもあったけど若い選手に加えてベテランもいる。自然と空気感的に締まる感じがある。僕からコミュニケーションを取っていきたいとも思いますね」

 ――福岡に来ておいしかった、ご飯は。
 「イカを食べに行きました。イカのすしを食べに行きました。新鮮さというより江戸前のような、そんな感じでした。クリ(栗原)と行きましたね」

 ――誕生日が8月9日。まさに「野球の日」の男。王会長の背番号89ともつながる。
 「今となっては、そう言ってもらえて良かったなと思います。お客さんに覚えてもらいやすい。そこは、いいかなと思いますね」

 ――日本ハムではモミアゲとあごひげをつなげてワイルド風な時期もあった。この時期は伸ばさないのか。
 「気分ですね。成績が悪くなったら、伸ばしているかもしれない。成績の良しあしで伸びるかもです。監督の口ひげはシブい」

 ――加入前、希望打順は1番以外と主張していたが、今の考えは。
 「全然、1番打者でもいいと思います。慣れてないだけだと思いますし、打つ機会があれば何番でもです

 ――安打を量産してきたバットのこだわりを教えてください。
 「一番は、色ですかね。白木はちょっと使わないかな。ボテっとしてるように見えちゃうので。黒か茶色系のキュッと締まって見えるのがいいなと。プロ2、3年目からずっと33・5インチの900グラムでグリップはタイ・カッブ系ですね。振りやすさを求めている感じ」

 ――グラブのこだわりは、ありますか。
 「指先まで神経が通っているのがいいので、外野用では小さめグラブを選びます。試合前の、ルーティンはないです。作らないように自然体で、という感じにしています」

 ――打撃を筆頭に走・攻・守で万能。幼少期は何で運動神経、センスを磨いたのか。
 「もう、いろんなスポーツをやらせてもらいました。野球、剣道、水泳、卓球、バドミントン、スキー…。サッカーやバスケとか、手でボールを扱うのはそこそこできるけど、卓球、ゴルフとか、道具を使う方が得意でした。ゴルフは右打ちでプロ入ってから本格的に始めました」

 ――ところで、最近のマイブームは。
 「ゴルフとかになるのかなぁ。何でもやりたがりなんですが(娘の)育児ですかね。アンパンマン、ミッキー、ですかね」

 ――侍ジャパンで共闘した柳田、甲斐、周東、栗原らと同じ球団となった。それぞれはどんな印象なのか。
 「柳田さんは野球を、すごく楽しんでいる方。いつも、そんな感じです。甲斐さんは、まあ大変そうです(笑い)。周東はプレミア(12)で一緒だったが野球のことをしっかりと話す。クリは頭がいいです。考えて野球をやっている。背負っていく姿勢とかも本当に見ていて感じます」

 ――ホークスに長期契約でFA加入した。自身の使命とは。
 「まずは今年に関しては優勝と日本一。若い選手と、しっかりとチームとして、いい方向に、ずっと強いホークスにならないと。そういうところが役割と責任が出てくる。そこは意識したいです」

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