DeNA移籍の森原は研究熱心でマー君に弟子入りも 筋金入りの「サウナー」

[ 2022年7月28日 11:04 ]

楽天・森原
Photo By スポニチ

 交換トレードで楽天からDeNAへの移籍が決まった森原康平投手(30)の最大の魅力は、最速154キロの速球だ。回転数は球界でもトップクラスで、スピードだけでなく質も兼ね備えている。19年にはセットアッパーとして64試合で4勝2敗、防御率1・97の成績を残し、20年は松井裕樹投手(26)の先発転向にともないクローザーを任された時期もあった。

 その後は右肘の手術を受けるなど故障にも泣かされ、本来のパフォーマンスを発揮できずにいたが、侍ジャパンで日の丸を背負った経験もある右腕の輝きが決して失われたわけでない。

 研究熱心な男だ。ウイニングショットのフォークに磨きをかけるため、21年2月のキャンプではヤンキースから復帰したばかりの田中将大投手(33)に“弟子入り”した。臆することなくスプリットの握り方を積極的に質問。「あれだけの投手がどういう練習をしているのか。見ているだけでも全てが勉強になる」。大投手のブルペンでの投球にも目を凝らし、リリースのタイミングなど成長のヒントを探り続けた。

 サウナを心から愛している筋金入りの「サウナー」でもある。ドラマ化された人気漫画「サ道」を愛読し、日本サウナ・スパ協会が認定する「サウナ・スパプロフェッショナル(管理士)」の資格も取ったほど。独自の「ととのい」ルーティンは、リラックス効果だけでなくリカバリーやコンディション維持にも一役買っている。

 「コロナが落ち着いたら、いろんなサウナに行ってみたいっすね」と話していたが、横浜周辺には素晴らしいサウナやスパ施設がいくつもある。身も心もととのえて、新天地で飛躍をすることを期待したい。 

続きを表示

2022年7月28日のニュース