【高校野球】下関国際が4年ぶり甲子園 坂原秀尚監督「記録に挑戦」と4年前のベスト8超えを宣言

[ 2022年7月28日 12:44 ]

第104回全国高校野球選手権山口大会   下関国際-宇部工 ( 2022年7月28日    西京きずな )

<下関国際・宇部工>好投する仲井
Photo By スポニチ

 下関国際が宇部工を10-4で下し、4年ぶり3度目の甲子園大会出場を決めた。8月6日開幕の第104回全国高校野球選手権大会(17日間、甲子園)に出場する。宇部工は初めての甲子園大会出場はならなかった。

 下関国際は両チーム無得点で迎えた6回に1死一、三塁から
5番・仲井慎の右犠飛で待望の得点を奪った。その裏、宇部工に3点を許し逆転されたものの7回2死満塁から3番・水安勇の2点打で同点。その直後に再び勝ち越されたが、3―4の8回に8番・山下世虎の犠飛で試合を振り出しに戻すと、上位打線に連続適時打が飛び出し一挙5点。息詰まるシーソーゲームを終盤に突き放し、逃げ切った。

 投げては背番号6の仲井が1人で宇部工打線に立ち向かい、完投した。

 坂原秀尚監督は「終盤に勝負、1点差、2点差勝負になると思っていましたが、最後は3年生中心にしっかりとした粘り、野球をやってくれた。最後の最後で良い形となって決勝戦を迎えることができました」と粘りを労った。

 前回出場の2018年は3勝を挙げ、8強に進出した。坂原監督は「今の3年生は4年前の先輩たちの姿に憧れて入学してきた選手たちです。その先輩を超えるために一生懸命、練習をやってきましたのでしっかりその記録に挑戦したいです」と甲子園4強を目標と宣言した。

 山下世虎主将も「自分たちは甲子園ベスト8以上を目指してやってきたので、目標をそっちに切り替えてやっていきたいです」と意気込んだ。

◇下関国際 甲子園への足跡◇
2回戦 7-0 下関工科
3回戦 5-3 宇部鴻城
準々決 10-0 岩国商
準決勝 4-3 南陽工
決 勝 10-4 宇部工

続きを表示

2022年7月28日のニュース