仙台育英・古川、5回10Kで聖地導いた　3年ぶり29度目の歓喜

第104回全国高校野球選手権宮城大会決勝   仙台育英3－1聖和学園 （ 2022年7月27日    石巻市民 ）

＜仙台育英・聖和学園＞3年ぶり29度目の優勝を決め、喜ぶ仙台育英ナイン（撮影・藤山　由理）
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　仙台育英のエースで最速145キロ左腕の古川翼（3年）が奪三振ショーで3年ぶり29度目の甲子園出場に導いた。2―1で迎えた5回に2番手で登板し5回2安打無失点。140キロ台前半の直球と鋭く落ちるスライダーを駆使して10三振も奪い「1イニングずつゼロに抑えることだけを考えた。勝負できました」と胸を張った。

　昨春選抜で2試合に登板した経験を持つプロ注目の左腕。昨年のエースで、現在は早大で活躍する右腕・伊藤樹からは「頑張れよ」とLINE（ライン）でエールを受け「心強かった。スイッチが入る感じがした」と力に変えた。自身初の夏の甲子園に向け「チャレンジャーの気持ちで戦いたいと思います」と意欲。東北勢初の日本一へ、挑戦が始まる。（柳内　遼平）