日本ハム・清宮、第2戦は守役　慣れない三塁＆左翼で軽快　打でも初回に中前打

マイナビオールスターゲーム2022第2戦   全パ2－1全セ （ 2022年7月27日    松山 ）

＜全セ・全パ＞7回、牧の打球を好捕した左翼手・清宮（撮影・坂田　高浩）
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　柳田の言葉を借りれば、まさに「清宮フィーバー」の球宴だった。前夜は9回2死からサヨナラ弾を放ち、初選出の球宴でMVPを獲得した全パの日本ハム・清宮。この日はバットを貸した柳田が一発を放ってMVPを獲得し「バットを使ってくれてめちゃくちゃうれしかった」と笑顔がはじけた。

　1軍では経験のない三塁での先発。「びっくりしたけど、粋だなと思った」と宗のグラブを借り、初回の三塁守備では矢のような送球を披露した。故障と新型コロナ陽性で欠場した松本剛、野村の穴を埋めるべく、一塁、左翼の守備でも奮闘。7回は左翼守備でフェンス際の打球を好捕し「ミラクル」と自画自賛した。

　1番打者として、初回先頭の打席では前夜から2打席連続安打とする中前打。「ファンに楽しんでもらえたのが一番」と満喫した様子だった。

　≪史上4人目の1試合で3ポジション≫清宮（日）が三→一→左で出場。球宴で1試合3位置以上を守ったのは（外野は左中右に区別せず）63年第2戦の中西太（西鉄＝三→二→一）、81年第3戦、87年第3戦の原辰徳（巨＝遊→二→三）、昨年第2戦の栗原（ソ＝一→三→左→捕）に次ぎ4人目。