【ダルと一問一答】7回2失点、今季最多11奪三振も5年ぶり2桁勝利はお預け「2点目がどうしても…」

[ 2022年7月28日 07:34 ]

インターリーグ   パドレス3―4タイガース ( 2022年7月27日    デトロイト )

タイガース戦に先発し、7回2失点と好投したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)が27日(日本時間28日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に先発し、7回を投げて6安打2失点(自責点2)1四球、11奪三振だった。

 106球中78球がストライク。4月17日以来となる中4日のマウンドでも好投し、11奪三振は今季最多だった。パドレスは3-2とリードしたままダルビッシュは7回を投げ切り、今季10勝目の権利を持って降板。ただ、リリーフ投手が打たれて3-4で逆転サヨナラ負けを喫し、2017年以来の2桁勝利到達はお預けになった。

 初回に1点を失ったが、以降は安定感があった。1回2死から5回1死まで11人連続でアウト。6回に1死から3連打で1点を許す場面もあったが、カッターを軸とした投球でこのピンチも最小失点にとどめた。勝ち星こそつかなかったものの、試合前は3・28だった防御率は3・24に下げている。

 試合後のダルビッシュの一問一答は以下の通り。

 ――立ち上がりは雨のおかげで投げづらそうだった
 「指の感じは全然大丈夫だったんですけど、マウンドの土がスパイクの裏にへばりついてなかなか取れなかった。マウンドの後ろにあるギザギザも使ったんですけど、全然上手く取れなくて、イニング間にがんがんフロアに叩いて取っていました。途中からちょっと晴れてきて、ドライになってきたんで、そのへんは大丈夫になりました」

 ――2回以降はいつもの投球だったが、全体的には
 「自分の中では2点目がどうしても…ミスが2個続いて、カブレラのヒットとキャンデリラのレフト前。あれで2点になってしまったから、(クローザーの)ロジャースは最後、厳しい状況で投げてもらうことになってしまった。すごく悔やまれますね」

 ――久々に中4日での登板だった
 「楽しかったですよ。この前も言ったけど、今、勉強をよくするようになって、打者と対戦するのが楽しみ。どう抑えるかっていうのを考えるのが楽しい。今日も体力的にも大丈夫でしたし、自信にもなりました」

 ――先日、7イニングを投げても「中6日をもらっているから」と話していたが、今回は中4日でもしっかり7イニング。負担は大きくなかったか
 「試合中は大丈夫でしたね。明日どうかっていうとこだと思います。基本的に今のところ、今シーズンはずっと健康できているので、投げた翌日も今も全然大丈夫です」

 ――リードを奪ったあとの7回も100球に近づいていたが続投した
 「(球数は)90球でしたし、行くもんだと僕は思ってました。(ダグアウトに)帰ってきたときに監督に“どうだ?”と聞かれたので、“行くでしょ”ということで行きました。点を取ってくれたので気持ちは入りました」

 ――11奪三振を奪ったが、ゲームプランに沿って投げた結果か
 「三振をそんなに取ろうとは思っていないです。速いカーブであったりとか、ちょいちょいいい球があったので、11三振というよりか、その中のいくつかが自分の中で嬉しかったですね」

 ――前回は雑誌を読んで研究したというスプリットが武器になった。今日はそれほど投げなかったのはマッチアップ的な理由か
 「マッチアップ的には全然投げてよかったんですけど、癖でスプリットが頭に来ない、投げようってあんまり思わない。前回みたいに、最初から意識して今日はもう絶対に投げるっていかないと、自分もノラも(スプリットを選択しない)。速いカーブであったりとか、真っ直ぐの高めであったりを左バッターにはよく使うので、次はスプリットももっと使っていかなければいけないなと思いますね」

 ――それでも抑えられている
 「まあまあそういうときもあります。でもスプリットを使った方が(打たれる)リスクは低いと思うので、もうちょっと練習してというところですね」

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