ヤクルト・村上が完全&ノーノー男撃ち!対戦熱望のロッテ・朗希&オリ・由伸から

[ 2022年7月28日 05:10 ]

マイナビオールスターゲーム2022第2戦   全セ1-2全パ ( 2022年7月27日    松山 )

<全セ・全パ>試合後、きつねダンスをする村上(撮影・光山 貴大)
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 飛躍のきっかけとなった場所で躍動した。全セのヤクルト・村上が、対戦を熱望していた剛腕2人から連続安打。球界を代表する4番にまで急成長を遂げた姿を松山のファンに届け、敢闘選手賞とマイナビ賞を受賞して合計200万円をゲットした。

 まずは初回1死一、二塁。佐々木朗の真ん中高め160キロ直球を中前へはじき返した。続く佐藤輝の先制犠飛を演出したクリーンヒットにも、手放しで喜ばないのが頼もしい。

 「球が速くて、あれで変化球を投げられたら、お手上げかな。欲を言えば、ホームランを打ちたいという思いもあった。僕のミスショット」

 3回1死一塁では、山本の149キロ直球を右前打。両リーグトップ33本塁打のスラッガーは「真っすぐが来ると分かっていて、差し込まれているので、まだまだかな」とこちらも反省が口をついた。

 松山はヤクルトの秋季キャンプ地。全セの指揮を執った高津監督はスタメンに5人のヤクルト勢を並べ、4番に村上を置いた。主砲は新型コロナ感染拡大の影響もあり、1年目の18年オフしか秋季キャンプには参加していないが、「ノックもバットを振る量もランニングの量も、全部きつかった」と懐かしむ。豊富な練習量を糧に翌19年、36本塁打を放ってブレークした。

 通算打率・412、3本塁打、7打点と相性のいい松山で好投手たちから2安打したものの、球宴初アーチはお預け。「打ちたかった。また次の機会に頑張りたい」。試合前には本塁打競争にも出場。山田が投手役を務めたが、1回戦で敗退した。来年こそ、持ち味である豪快なアーチで夢の祭典を盛り上げる。(青森 正宣)

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2022年7月28日のニュース