新庄BIGBOSS“激おこ”から流れ一変 10日に懲罰交代の今川がV打で今季最長タイ3連勝

[ 2022年5月15日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2―0ソフトバンク ( 2022年5月14日    札幌D )

<日・ソ8>3回、先制2点二塁打を放った今川を迎える新庄監督(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 日本ハムが新庄監督の“激おこ”から一気に今季最長タイの3連勝を決めた。強敵のソフトバンクを相手に2試合連続完封勝利を飾り、指揮官は広報を通じて「(8回無失点の)上沢君、今川君が表のヒーロー。陰のヒーローは2試合連続完封を演出した(捕手の)宇佐見君」と称えた。

 普段から陽気な新庄監督が初めてカミナリを落としたのは若手の消極的な姿勢が目立って2―4で敗戦した10日のオリックス戦。これまで褒めて能力を伸ばすスタイルだったが、試合後に広報を通じ「1軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り一生結果は出ない」とコメントした。その試合で送りバントを失敗するなど2三振で懲罰交代させられた今川は、それ以来の出場で3回2死一、二塁から決勝の2点二塁打。「真摯(しんし)に受け止め、次に生かせる準備をしてきた。結果につながったのは練習の成果」と胸を張った。

 まだまだ借金11で最下位に沈んではいるが、「鬼軍曹モード」へとイメチェンしたことがナインの気を引き締めることにもつながり、今後も白星を積み重ねる可能性は十分。試合前には人さし指で鬼ポーズも披露した新庄監督。今川、清宮、万波ら発展途上の若手を成長させるため、今後も定期的にカミナリを落としそうだ。(東尾 洋樹)

続きを表示

2022年5月15日のニュース