ソフトバンク・松田 通算67本目の三塁打で勝負決めた 「これからも、かっこいい走塁をしたい」

[ 2022年4月7日 21:57 ]

パ・リーグ   ソフトバンク7ー3オリックス ( 2022年4月7日    ペイペイD )

<ソ・オ>笑顔でポーズするヒーローの松田(左)とレイ(撮影・岡田 丈靖)     
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 衰えない脚力で貴重な白星をつかみ取った。ソフトバンクは7日のオリックス戦(ペイペイD)に投打のかみ合う形で快勝。決勝打は開幕から不振に苦しんできた松田宣浩内野手(38)のバットから生まれた。

 2-2の6回1死満塁、オリックス2番手・小木田のカットボールを巧みなバットコントロールでとらえた。低いライナー性の打球は右中間を破る。塁上を埋めた走者は次々と生還。ベテランは全速力でダイヤモンドを駆け抜け、三塁へと到達した。決勝の走者一掃三塁打。「シーズンに入ってなかなか貢献できていなかった。きょう、チームの勝利に貢献できる1本が出て、自分自身がうれしく思います」。試合前までの打率は・077。6番一塁でスタメン出場すると、第1打席で開幕戦以来、11打席ぶりの安打を記録し、決勝打も放った。経験豊富なベテランが確実に復調の気配を示してきた。

 現役最多、通算67本目の三塁打。三塁打の数で、俊足が代名詞だった三塁ベースコーチの村松有人外野手守備走塁コーチを抜いた。「村松コーチが一番、喜んでくださいました」と笑顔。「ヒットの延長がスリーベースと思っている。足はまだまだ元気なので、左中間、右中間を抜いたら、これからもスリーベース目指して、かっこいい走塁をしたいと思います」と“こだわり”を口にした。

 打線の軸でもある柳田が左肩腱板炎のため、出場選手登録を抹消された。精神的支柱としても、松田の果たす役割は大きい。「出たときに自分の持っている100%のものを出す。それしかないので、必死にやっている。チームに貢献できる1本を打っていきたい」。17年目。熱い気持ちも、脚力も、衰え知らずだ。

 

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