コールド勝ちでも「戦えない」 金田優哉監督が目指す「帝京としての強さ」

[ 2022年4月7日 13:13 ]

春季高校野球 東京都大会 2回戦   帝京 7―0 成城 ( 2022年4月7日    スリーボンドスタジアム八王子 )

作秋から帝京の指揮を執る金田監督(撮影・柳内 遼平)
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 帝京が7―0で成城を8回コールドで下し3回戦に進出した。

 先発した最速132キロ左腕・安藤翔(2年)は8回を6安打無失点の好投。切れのある直球とチェンジアップでコーナーを突く投球が光った。打線も13安打7得点で援護した。
 
 投打がかみ合って初戦に勝利したが、昨秋から指揮を執る金田優哉監督監督の表情は晴れない。点差が開いたところで大振りになった打撃陣を課題に挙げた。

 「初戦で入りはよくないですね。どうしても公式戦は違いますから、こんな感じになる予想はありました。まだ打線になっていない。修正していかないと戦えない。振りたがりの飛び道具はいりません。私としては打線をつくりたい」

 甲子園通算51勝を誇る前田三夫前監督の下、2011年からコーチを務めて経験を積んだ指揮官は「新しい帝京」をつくる大役を担う。「やっぱり結果を求められていますから。夏に向けてやっています。この春にある程度力を示して勝ち進まないと、つながらないと思います」。大勝にも内容を求める指揮官の下、強豪復活を目指す。(柳内 遼平)

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2022年4月7日のニュース