センバツ出場の二松学舎大付 最大8点差逆転でコールド発進 コロナで練習制限も市原監督「よく粘った」

[ 2022年4月7日 11:53 ]

春季高校野球東京都大会 2回戦   二松学舎大付18―10実践学園 ( 2022年4月7日    都営駒沢 )

4安打5打点の活躍を見せた二松学舎大付・瀬谷
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 今春のセンバツに出場した二松学舎大付が、18―10で実践学園を8回コールドで下して3回戦に進出した。

 打線は5回まで1安打に抑えられた。2―10と8点差で7回2死まで進み、コールド負けの危機を迎えたが、そこから底力を見せた。主将の小林幸男(3年)から4連打などで一気に8得点を挙げ、試合を振り出しに戻すと、8回にも8得点。試合をひっくり返し、大逆転劇でコールド勝ちを収めた。

 3月下旬に部内で新型コロナ陽性者が確認された影響で大会直前まで、チームとしての活動が停止。十分な練習が出来なかった中でも3番・瀬谷大夢(3年)は4安打5打点の活躍を見せ、勝利に貢献。「(7回2死の場面は)ドキドキしていた。勝ちにつなげられたのが嬉しい。今日は苦しかったが、これを乗り越えたのでさらにレベルアップして次に生かしたい」と表情を緩ませた。

 センバツでは聖光学院(福島)と戦い、初戦敗退。チーム全体もこの悔しさを持ち続けており「悔しい経験をしたので、バネにして夏に向けてやっていきたい」と意気込む。市原勝人監督も土俵際で踏ん張った選手に対し「よく粘ってくれた。こういう経験をすることで諦めないでつないでいくことの大切さが分かればと思う」と称えた。

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2022年4月7日のニュース