巨人 元守護神ビエイラ、わずか3球で危険球退場 今季両リーグ1号 4試合連続失点で防御率22・50

[ 2022年4月7日 20:51 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2022年4月7日    マツダ )

<広・巨>7回、危険球で退場となるビエイラ(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人のチアゴ・ビエイラ投手(29=ブラジル)が広島戦(マツダ)に4番手として登板。わずか3球で危険球退場となった。危険球退場は両リーグを通じて今季初。

 2―4で迎えた7回、巨人は守備の乱れが相次いで2点を失い、なおも無死一、三塁のピンチ。ビエイラはこの場面で3番手左腕・高梨をリリーフした。だが、打席へ最初に迎えた主砲・マクブルームへ投げた153キロ、152キロが2球連続ファウルとなって追い込んだ後の3球目だった。151キロの速球が頭部を直撃。マクブルームはそのまま負傷退場となり、ビエイラは危険球による退場となった。

 ビエイラの退場を受けて緊急登板となったこの回3人目の戸田は坂倉を併殺打に仕留めた後で長野に2点適時二塁打を打たれて2―8。ビエイラは今季初登板から4試合連続で失点、さらに危険球退場と踏んだり蹴ったりの結果で防御率は試合前の18・00から22・50となった。

 ビエイラは来日2年目だった昨季途中から抑えに回り、昨年5月3日の広島戦(マツダ)から9月1日のヤクルト戦(京セラD)まで32試合連続無失点という外国人新記録を樹立。また、同年7月16日に行われた「マイナビオールスターゲーム2021第1戦」(メットライフD)ではレアード(ロッテ)への初球が球宴史上最速の163キロを計測し、後半戦初戦となった8月13日の中日戦(東京D)では代打に出たA・マルティネスの7球目にNPB最速となる166キロをマークして話題を呼んだが、今季は中継ぎへ回っている。

 【ビエイラの今季全登板】

 3月30日 ヤクルト戦(神宮) 1/3回0安打2四球1失点
 3月31日 ヤクルト戦(神宮) 2/3回1安打2四球2失点
 4月 3日 阪神戦(東京D) 1回2安打1四球2失点
 4月 7日 広島戦(マツダ) 0/3回0安打1死球1失点

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