中日・高橋宏 投げても打っても初体験! 6回3失点でプロ初勝利&初ヒットは逆転適時打

[ 2022年4月7日 21:06 ]

セ・リーグ   中日11ー3ヤクルト ( 2022年4月7日    神宮 )

<ヤ・中>プロ初勝利の中日・高橋宏(右)は立浪監督とともに右手にウイニングボールを、左手にはプロ初安打のボールを持って笑顔(撮影・篠原岳夫)
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 一生忘れない瞬間はベンチで迎えた。2年目の中日・高橋宏がプロ初勝利。先輩の祝福攻めにあい、険しかった表情に、やっと笑顔が浮かんだ。

 初回に先取点を許しても、19歳は自分のリズムを崩さない。威力のあるストレート、スライダーを軸に、日本一打線を料理していく。白星に懸ける思いはバットにもこめた。2回1死満塁の好機に中前へ2点適時打。逆転すると、気迫の投球は味方打線も奮起させた。京田の2本塁打など、大量援護。高橋宏は6回を投げ、被安打6、3失点と先発投手の重責を果たし、強力ブルペンに後を託した。

 「ストレートがしっかり指にかかっていて、状態も良かったと思います。(5回に松本直に)ホームランを打たれてしまったボールは、シュート回転してしまった。ホームランは、1本で流れも変わってしまうので、あの場面はもう少し気をつけなければいけませんでした」

 若武者は反省も忘れない。自身の打点には、「中村打撃コーチから“チャンスだから初球から思い切りいけ”と打席に入る前に、言ってもらえたので、初球から思い切りいこうと思って打席に入りました。良いところに飛んでくれて良かったです」と相好を崩す。立浪中日に現れた孝行息子。スタートで出遅れたチームに、反撃を託せる1ピースが加わった。

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