【第94回センバツ】有田工・上原主将「僕たちもイチローさんに」“教え子”国学院久我山討ち誓う

[ 2022年3月4日 17:03 ]

対戦が決まった国学院久我山の上田太陽主将(左)と有田工の上原風雅主将=大阪市西区で2022年3月4日、望月亮一撮影
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 第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が4日午後3時からリモートで行われた。

 初出場の有田工(九州・佐賀)は大会第4日第1試合で国学院久我山(東京)と対戦することが決まった。

 有田工の上原風雅主将はリモートで国学院久我山の印象を聞かれ「東京大会を制した強い学校。イチローさんに教えてもらっていますし」とマスク越しからも笑顔と分かる表情で語った。そして「僕たちもイチローさんに教えてもらえるように頑張りたい」と日本が誇るレジェンドの“教え子”を倒して、イチローさんの脳裏に「有田工」の名を刻むつもりだ。

 60年ぶりに出場した昨秋の九州大会で4強入りしセンバツ初出場を決めた。野球部の歴史に新たな1ページを刻み、梅崎信司監督は「感無量。選手たちには感謝しかない」としみじみと語っていた。有田工にとって13年夏以来となる甲子園での試合に向けて「今の時点では32校でうちが一番弱いと思っている。しっかり守って粘って、何とか勝機を見いだす野球ができれば」と力を込めていた。センバツ出場決定時には上原主将も「率直にうれしい」と語り「自分たちらしい野球で1点ずつ取って、まずは1勝して一つでも上に行けるように」と意気込みを語り、制球力を武器に躍進の原動力となったエースの塚本侑弥(2年)は「打たせて取るピッチングがしたい」と聖地のマウンドへ目を輝かせていた。
 

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