【第94回センバツ】21世紀枠で初出場の福井・丹生は強豪・広島商と激突 組み合わせ抽選会

[ 2022年3月4日 15:22 ]

対戦が決まった丹生の小松海夢副主将(左)と広島商の植松幹太主将=大阪市西区で2022年3月4日、久保玲撮影
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 第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が4日午後3時からリモートで行われた。

 福井県勢として21世紀枠初の選出となった丹生(にゅう)は、大会第5日に強豪の広島商(中国・四国)と対戦することが決まった。

 丹生は部員27人全員が地元出身。彼らの進学の決め手となったのが19年夏の福井大会だ。玉村(広島)を擁して決勝まで進出すると、町役場ではパブリックビューイングを実施。敗れたが、当時の町の盛況に胸を躍らせた。「玉村2世」として期待される最速140キロ左腕のエース・井上颯太(1年)も出場決定時に「(当時より)もっと憧れられるように甲子園でも頑張りたい」と意気込んでいた。

 雪でグラウンドが使えない冬場は、ボクシングなど他競技も練習に採り入れて強化に励み、近年は県内上位の常連。野球部の活躍は人口約2万人の町にとって活力剤だ。来田竹竜主将(2年)は「町の活性化の一つとして甲子園に出られるのはいいこと」と勇んでいた。

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