【センバツ展望】広陵VS敦賀気比などAゾーンが激戦 大阪桐蔭は最後の登場

[ 2022年3月4日 16:05 ]

甲子園球場
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 32校のトーナメントを4つのゾーンに分けると、Aゾーンでは1回戦から好カードが組まれた。第1日の第3試合では昨秋の地区大会王者同士のクラーク(北海道)―九州国際大付(福岡)。両校は昨秋の明治神宮大会1回戦で対戦し、5―1で九州国際大付が勝利している。

 第2日第1試合でも、昨秋地区王者同士のカード。ともにセンバツ優勝経験のある広陵(広島)―敦賀気比(福井)。広陵の好投手・森山と、昨夏の甲子園を経験している敦賀気比の上加世田の対戦は注目が集まる。それぞれの勝者が、2回戦で顔を合わせることになる。

 星稜(石川)と天理(奈良)は、松井秀喜が星稜の4番を務めていた92年準々決勝以来、30年ぶりの対戦。星稜の林和成監督は今大会を最後に退任することが決まっている。エースのマーガード真偉輝を中心に勝ち上がれるか。

 昨秋の東北大会を制した花巻東(岩手)は第5日第1試合で市和歌山と対戦。佐々木洋監督の長男・麟太郎が好投手・米田をどう攻略するか。関東王者の明秀学園日立(茨城)は第5日第2試合で大島(鹿児島)と激突。大島のエース左腕・大野に対し、強力打線で勝機をうかがう。

 昨年の明治神宮大会を制した大阪桐蔭は1回戦最後の登場。第6日第1試合で鳴門(徳島)と対戦する。頂点に立つには休養日を含めて8日間で5試合をこなす過酷な日程となるが、大阪桐蔭は川原、前田ら複数投手を擁するだけに、やりくりがポイントとなりそう。17年センバツでは同じく最後の登場からエース・徳山(現DeNA)を中心に勝ち上がった経験がある。名将・西谷浩一監督の選手起用にも注目だ。

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2022年3月4日のニュース