メッセンジャー7回10安打も“粘投”2失点

[ 2010年8月5日 06:00 ]

<巨・神>2回2死一塁、2ランを放ちブラゼル(右手前)とポーズを決めたメッセンジャー(中央)だったがビデオ判定で幻の一発に

 【阪神8―4巨人】阪神のメッセンジャーは本職の方でも十分に役割を果たした。10安打されながらも、7回を2失点。先発転向後4試合目のマウンドで3勝目を挙げ「巨人のホームでこういう試合ができたのは大きな成果だ」と満足そうに話した。

 2回の打席は本塁打まであとわずかだったが、03年にマイナー(2A)のプレーオフでも本塁打を放っているパワフルな打棒を披露。米ネバダ州から来日したばかりの両親の前で、投打に活躍した身長1メートル98の右腕は「この投球を継続してやっていきたい」とほおを緩めた。

 ≪今季11件目のビデオ判定≫7月28日以来、セ、パ両リーグを合わせてシーズン11件目となるビデオ判定が行われた。阪神は2回、1点を先制してなおも2死一塁でメッセンジャーが放った打球は左中間席に向かって一直線。佐々木三塁塁審が一度は本塁打と判定したが、すぐに審判団が集まってビデオで確認した結果、フェンスの上部に当たった打球と判定を変更。責任審判員の笠原二塁塁審が二塁打と判断して試合が再開された。

続きを表示

2010年8月5日のニュース