脇谷14試合連続得点!笑顔なきセ界タイ記録

[ 2010年8月5日 06:00 ]

<巨・神>9回無死一塁、左越えに2ランを放ち生還する脇谷は高橋(24)らの祝福を受ける

 【巨人4―8阪神】このままでは終われない。その一心でバットを振り切り、最終打席で偉大な記録に肩を並べた。6点差の9回無死一塁、巨人・脇谷が左越えに5号2ランを放ち、58年ぶりにセ・リーグ記録に並ぶ14試合連続得点をマークした。

 「点差も開いていたし、思い切っていくだけだった。初球からしっかり振れた。記録は気にしてないですよ」。だが、快挙達成にも笑顔はない。
 0―0で迎えた2回1死一、三塁の守備だった。浅井の二塁ベース付近へのゴロを捕球すると、自らベースを踏んで2アウト。ところが一塁に転送の送球がワンバウンドになり、併殺を逃して先取点を奪われた。その後、内海が3連打を浴びてこの回計4失点。「あのミスから始まった失点です」と悔やんだ。
 5月3日のヤクルト戦(東京ドーム)。プロ入り初の満塁弾を放った脇谷を独特の表現で評した原監督の言葉がある。「彼に求めるのは100か0かではなく、80点のプレーなんだよ」。連続安打も14試合に伸ばすなど打撃は絶好調。あとは安定した守備をすればいい。「1勝1敗なので、何とかあしたは勝ちたい」。バットで守備で、リベンジの機会は残されている。

 

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2010年8月5日のニュース