赤松“殿堂級”本塁打キャッチも勝利は…

[ 2010年8月5日 06:00 ]

<広・横>5回1死、中堅手・赤松は村田のホームラン打球をもぎ取る

 【広島5―6横浜】広島の赤松が「本塁打キャッチ」で魅せた。5回1死。村田の放った打球は左中間へ。素早く反応した赤松は俊足を飛ばし落下点へ一直線。フェンスによじ登り、打球が観客席に飛び込む寸前で身を乗り出し好捕した。

【9月16日】1981年(昭56) 本人も忘れていたプレーで“米野球殿堂入り”した山森

 81年に阪急・山森雅文が演じ、米野球殿堂入りも果たした本塁打キャッチをほうふつとさせる美技。「本塁打を捕ったのは初めて。外野手にとって一番のプレーだと思います」と胸を張り、場内はこの夜一番の歓声に包まれた。
 練習から常にフェンスに登るイメージを繰り返し、4回のスレッジの本塁打でもトライしていた。「でも、場所が違ってた。目を切るので誤差が出てしまう」。微調整が直後の奇跡につながった。中継ぎ陣が崩れ、試合は1点差で逆転負け。白星には貢献できなかったが、勝敗を超越した真夏の夜の輝きだった。

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2010年8月5日のニュース