巨人、底力発揮!3連戦に勝ち越して首位奪回

[ 2010年8月5日 22:53 ]

 【巨人9―1阪神】1勝1敗で迎えた第3戦で完勝した。巨人が阪神との首位攻防3連戦を勝ち越し、再び首位に返り咲いた。

 序盤の攻勢で一気に主導権を握った。立役者は高橋だ。一回は3者三振と絶好の滑り出しだった久保から、2四死球で得た無死一、二塁で、先制の3ランを放った。
 2ストライクから3球続くフォークを見逃し、フルカウントから直球を二つファウル。8球目のフォークをカットすると、久保に四球を与えたくない心理が働いたか、9球目は真ん中低めの甘いコースに直球が来た。高橋は「何とかミートしようと。後ろにつなげば、と思っていたが、最後に甘いのが来た」と完ぺきにとらえ、右中間席上段へ運んだ。後続も3長短打などで2点を追加。四回には長野の一発も飛び出して阪神の勝ち頭を早々にKOし、試合の流れを引き寄せた。
 打線の援護に先発東野も応え、終始巨人ペースで押し切った。原監督は「実りのあった2勝1敗」と満足そう。不調の亀井の代役で起用した高橋や4試合ぶりに先発復帰の長野、さらに脇谷や松本も活躍し、チームの底力を示したのだから、それも当然か。好内容で首位を奪回し、勢いが増しそうだ。

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2010年8月5日のニュース