西村監督の執念実らず…ロッテ7連敗で4位転落

[ 2010年8月5日 22:26 ]

 【ロッテ3―9楽天】鬼気迫る表情で一塁塁審に詰め寄った。三回。ロッテの西村監督が今江の遊ゴロをアウトの判定に激高し、退場処分となった。指揮官が勝利への執念を見せたが、起爆剤にはならなかった。監督は疲れた表情で「きょうは話すこともないけど…。かっとなってしまった」。昨年7月以来の7連敗を喫し、開幕直後以来の4位転落。仙台では昨季から14連敗となった。

 2―1と逆転した直後の二回に先発コーリーが6安打を集められ4失点。その後も、中継ぎ陣が失点を重ねた。「先発がああなると、後の投手にも負担になる」と指揮官は嘆くしかない。
 失速を招いたのは後半戦9試合で66失点の投手陣。チーム防御率はリーグワーストにまで落ちた。打ち勝とうとする意識が力みを生むのか、打線も本来のつなぎが見られなくなった。負の連鎖に陥り「どこかで断ち切らないといけない」と指揮官は言う。
 主将の西岡は「監督が退場になったけど、チームの勝ちたい思いの表れ。明日、何とかしたい」。泥沼から抜け出せるか。

続きを表示

2010年8月5日のニュース