レンジャーズ競売 伝説の速球王側が落札

[ 2010年8月5日 17:48 ]

 多額の負債を抱えているレンジャーズは5日未明、テキサス州フォートワースの連邦破産裁判所での競売で、球団社長で殿堂入り投手の「伝説の速球王」ノーラン・ライアン氏のグループが5億9300万ドル(約510億円)で落札した。大リーグの球団が競売にかけられたのは、1993年のオリオールズ以来。

 競売は4日に始まり、日付が変わった午前1時近くまで行われた。米プロバスケットボール、NBAのオーナーを務めるマーク・キューバン氏は、ライアン氏側よりも500万ドル高い額を提示したが、裁判所が総合的に判断した。大リーグ機構の承認を得て売却が決まる。
 レンジャーズは5月に日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11条の適用を申請し、ライアン氏のグループへの売却を進めようとした。しかし債権者は納得せず、競売に持ち込まれていた。(共同)

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2010年8月5日のニュース