中田、和田も沈めた“エースキラー弾”

＜日・ソ＞６回２死、中越えソロを打った中田は右腕を上げ、本塁を踏む

　【日本ハム６―４ソフトバンク】最近８戦で４発。日本ハム・中田の成長を証明するのは、量産ペースだけではなく、その中身の濃さだ。ここ３本は、今季３試合連続完封を達成した金子千（オリックス）、昨年の沢村賞・涌井（西武）、そしてリーグトップタイの１３勝をマークしている和田といずれも各球団のエースを攻略した。

　６回に中田と今季３度目のアベック弾を記録した小谷野も「同じような所に飛んだけど僕は会心の当たり。でもあいつはバットの先っぽ」とうなった。
　首位・ソフトバンクを相手に糸井、大野を含めた４発快勝で勝率５割復帰。５７歳の誕生日を飾った梨田監督は「きょうはすべて効果的な本塁打だった」と笑った。奇跡の逆転Ｖへ、もう中田の打棒は欠かせない。