陸上・サニブラウン「東レ」とグローバルパートナー契約締結「世界一、世界記録を目指して」

サニブラウン・ハキーム
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　陸上男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム（24）は31日、グローバル総合化学メーカー「東レ」とグローバルパートナーシップ契約を締結したと発表した。契約期間は4年間。

　同社によると、サニブラウンは東レの地球環境問題への取り組みやグローバルに成長していく姿、極限を追求する研究・技術開発の姿勢に共感。また、東レは、サニブラウンの身体能力向上の極限を追求し、常に挑戦を続ける姿勢に感銘を受けたことから、ともに手を取り本気で世界一を目指すパートナーシップ契約の締結が実現したという。この日、大阪市内のヨドコウ桜スタジアムで記者会見が行われ、サニブラウンは思いを口にした。

　「東レさんは素材会社というイメージ。世界に挑戦していて、衣類だけでなく、飛行機の素材も作っていて、とても驚きました。自分自身、陸上で世界一を目指して、世界記録、五輪でのメダルを目指してやっている中で、東レさんと世界のトップに立つという思いで切磋琢磨（せっさたくま）していきたい」

　サニブラウンは昨年7月の世界陸上に出場し、男子100メートルで日本人選手として1932年ロサンゼルス五輪の吉岡隆徳以来、90年ぶりとなる決勝進出を果たした。100メートルの自己ベストは9秒97を誇り、さらなる飛躍が期待されている。