川副改め「輝鵬」と一問一答 関取最小兵の決意「小さくても大きい人に勝てると示せるような力士に」

[ 2023年5月31日 19:48 ]

新十両昇進会見を行った川副改め輝鵬(左)と師匠の宮城野親方(撮影・前川 晋作)
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 日本相撲協会は31日、名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、川副改め輝鵬(きほう=24、宮城野部屋)と獅司(26=雷部屋)、勇磨(24=阿武松部屋)の3人の新十両昇進が決まったと発表した。一昨年の学生横綱で1メートル67、111キロの“超人”川副は、新十両昇進を機に「輝鵬(きほう)」に改名。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)から「鵬」の字をもらい、「輝いてほしい」という願いが込められた。

 ――関取になった実感は?

 「こうやって記者の皆さんにたくさん写真を撮られると、関取になったんだなと実感しますね(笑)」

 ――関取になった心境は?

 「一つ目標を達成したというだけで、これから幕内、三役と上を目指しているので、上がある限りまだ満足はしてないですね」

 ――これからどんな相撲を磨いていきたい?

 「ケガをしないような相撲。前に前に攻めて、(これまで得意だった)うっちゃりは膝に負担かかるので。前に出れば技も決まるので、そこを磨いていきたい」

 ――今後の目標は

 「相撲界に入ったからには、横綱が頂点なのでそこを目指して頑張っていきたい」

 ――新十両として迎える名古屋場所に向けて強化したいところは?

 「15日間は長いなと思う。7日間だけど凄く疲れるので、関取は15日間毎日戦っていると考えると凄い精神力だなと。だから僕もこれから精神面を鍛えていかないといけない」

 ――師匠は2場所で十両を通過した。それも目指す?

 「毎場所優勝しか考えてないので、2場所で新入幕行けるように頑張りたいです。(宮城野親方から「全勝なら1場所で新入幕行けるぞ」と言われ…)1場所で行けるように頑張りたいです(笑)」

 ――身長1メートル67の関取最小兵としての思いは?

 「部屋の炎鵬関がもともと一番小さかったけど、あれだけ気迫ある相撲を取っている。“小さくても大きい人に勝てる”と示せるような力士になりたい」

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