ラグビーW杯フランス大会まであと100日 日本代表のベースキャンプ地・トゥールーズってどんな街?

[ 2023年5月31日 05:30 ]

市場の精肉店に務める女性はスタッド・トゥールーザンの熱狂的なファンでチームフラッグを持ちながら取材に応じてくれた
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 9月8日に開幕するラグビーW杯フランス大会まで、きょう31日であと100日となった。スポニチでは、女子サッカー、バスケットボールのW杯と合わせ3競技の選手や現地情報を紹介する新企画「More W杯」を始める。今回はラグビー日本代表が大会期間中のベースキャンプ地とし、1次リーグ2試合を戦う都市トゥールーズをピックアップ。昨秋の欧州遠征の際に現地でインタビューした内容を紹介する。

 「私にとって宗教みたいなものよ!」

 熱く語ってくれたのはトゥールーズのヴィクトル・ユーゴー市場で精肉店に務める女性だ。フランス1部リーグに所属する地元チーム、スタッド・トゥールーザンの大ファンだという。「1990年から応援してるのよ。トゥールーズではラグビーは文化だからね」。興奮気味に話してくれたように“ラグビーの街”として知られている。大会組織委員会で同地区責任者のセドリック・コル氏も「地元に根付いているスポーツだよ」と説明してくれた。

 日本代表は大会期間中、スタッド・トゥールーザンのホームスタジアム「エルネスト・ワロン」に併設されている施設をトレーニング拠点とする。リーグ最多優勝回数を誇るチームが使う広大な敷地には、天然芝1面と人工芝3面のグラウンドがあり、屋内トレーニング場や温水プール、会議室やビデオ視聴ができる分析室も完備。担当者は「日本代表に我々の練習場を提供できることはうれしいし、大歓迎さ!(充実した施設に)喜んでくれると思うよ」と声を弾ませた。

 美味しい食事も楽しむことができる。フランス最大規模の一般向け屋内市場があり、高級魚や肉、チーズなどを扱う約90の店舗では南西フランスの食材がずらりと並ぶ。また、レストラン「ジ・ゴー」はラグビー好きが常に集まる店として知られており、大会期間中は各国のファンで熱気に包まれるだろう。

 日本代表は同都市で1次リーグ第1戦・チリ戦、同第3戦・サモア戦に臨む。街にはW杯開幕までの日数をウントダウンするボードがあり、昨秋の欧州遠征時は「295」だった。残り100日。熱狂の足音は近づいている。

【取材協力】
(1)フランス観光開発機構(https://www.toulouse-tourisme.com/)

(2)トゥールーズ都市圏集客局(www.toulouse-tourisme.com)

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