鶴竜親方「有言実行、素晴らしい」霧馬山の大関昇進に感慨　霧島襲名には「呼びづらいな…」

新大関昇進が決まった霧馬山改め霧島（前列中央）と鶴竜親方（同左）と師匠の陸奥親方（同右）＝撮影・前川　晋作
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　日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、直近3場所で合計34勝を挙げた霧馬山（27＝陸奥部屋）の大関昇進を満場一致で決定した。また、昇進を機に師匠の陸奥親方のしこ名を受け継ぎ「霧島」に改名することも発表された。

　霧馬山改め霧島を指導する部屋付きの鶴竜親方（元横綱）は「本人がよく頑張った」とここまでの努力を称えた。

　出稽古にもついて行ったり場所中にも的確なアドバイスを送ったりと、新大関にとっては師匠と並ぶ良き理解者。6月3日に控える自身の断髪式に「大関として臨みたい」と場所前から言っていた弟弟子が約束を見事に果たした。鶴竜親方は「有言実行できて素晴らしいですね」と感慨深げだった。

　弟弟子の「霧島」襲名については「どこかで（改名が）あるのかなとは思っていた」という。ただ、師匠のしこ名でもある「霧島」を呼び捨てで呼ぶのは気が引けるのか「師匠いるところで呼びづらいな…たぶん本名の“ハグワ”って呼ぶと思う」と苦笑いしていた。