石川真佑「強い覚悟を持って」フィレンツェ移籍正式発表 兄・祐希に続きイタリア挑戦

[ 2023年5月22日 19:59 ]

石川真佑
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 バレーボール女子日本代表で4月末に東レを退団した石川真佑(23)が22日、オンライン会見を行い、イタリア1部イル・ビゾンテ・フィレンツェに移籍することを正式発表した。「海外挑戦は初めて。不安なことはたくさんあるが、強い覚悟を持ってプレーしていきたい。自分がコートに立って頑張っていきたい」と抱負を語った。背番号は下北沢成徳高や日本代表と同じ「4」を自ら選んだ。

 21年東京五輪を経て、海外移籍への思いが芽生えた。「挑戦したい強い思いがあった。アンダーカテゴリーや日本代表で海外と試合する中で、もっとうまくなりたい気持ち、成長したいと感じることが増えた」という。トルコなども候補に挙がったが、多くの国のトップ選手がそろうイタリアを選んだ。

 まずは単年での挑戦となるが、活躍次第ではイタリア国内でのステップアップも視野に入れる。「サーブは武器にしてやっていきたい。攻撃でしっかり選択肢を増やしたい。ディフェンスでは狙われても崩れない選手、どういう球でも上げるのは代表等でも大事なのでイタリアでも継続したい」と意気込んだ。

 コミュニケーション面での不安があるため、英語、イタリア語の習得が最優先事項。同国のミラノで活躍中の男子代表でエース兼主将の兄・祐希からも「英語をしっかり勉強しておいた方が良い」と助言を受けている。自身の活躍が来夏のパリ五輪にもつながるだけに「海外で学んだことを自分自身が発信して、さらに日本チームが強くなっていければ」と話した。

 兄に続いてのイタリア挑戦となり「同じ国にいるので分からないことがあれば聞ける」と言う一方で「兄がいるから決めたのではなく、まず自分がイタリアでプレーしたいのが一番だった」と強調。あくまで武者修行として自らの腕を磨く。

 また、プロ選手として歩み始め、博報堂DYスポーツマーケティングとマネジメント契約、スポーツブランドのミズノとブランドアンバサダー契約を締結。「一人のアスリートとして活躍しないといけない。考え方、向き合い方がだいぶ変わっていく」と覚悟を口にした。

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