寺西が総合優勝「狙い通りで運も良かった」3打差つけて昨年の雪辱果たす

第9回マイナビシニア＆レディースカップ最終日 （ 2023年5月21日    千葉県柏市　藤ケ谷CC＝男子シニア6884ヤード、女子レギュラー6381ヤード、女子レジェンズ6260ヤード、いずれもパー72 ）

総合優勝を果たしマイナビ・土屋芳明代表取締役社長執行役員（左）と優勝杯を手に笑顔を見せる寺西（撮影・西尾　大助）　
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　寺西明（57＝安原HD）が通算4アンダーで総合優勝し、マイナビの土屋芳明代表取締役社長執行役員から賞金130万円が贈られた。

　強い風の中、2日連続で70をマークした寺西が最後は3打差をつけ初優勝。「狙い通りで運も良かった。5アンダーまで伸ばせば大丈夫と思っていました」と顔をほころばせた。昨年はトップで臨んだ最終日にOBを叩いて逆転を許した。この日は、後半3番のバーディーで後続に2打差をつけ「このままいけば」と優勝の手応えを得た。

　関西のトップアマとして活躍し、49歳でプロテストに合格した異色のキャリアを持つ。シニアツアー5勝、20年にはシニア賞金王に輝くなど今ではトップシニアの座を獲得。昨年は勝利なしに終わり、今季の目標は「シニアオープンを勝って賞金王」。さらに海外メジャー挑戦を掲げている。