田中希実、復活V 女子1500メートルで思い通りの走り 海外勢上回るラストスパート

[ 2023年5月22日 04:22 ]

<セイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜>女子1500メートル決勝で優勝を果たした田中(撮影・河野 光希)
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 陸上のセイコー・ゴールデングランプリ横浜は女子1500メートルが日産スタジアムで行われ、東京五輪8位入賞の田中希実(23=ニューバランス)が4分11秒56で優勝した。男子の100メートル決勝(追い風0・4メートル)は、昨年の世界選手権王者のフレッド・カーリー(28=米国)が9秒91で制覇。男子走り幅跳びは吉田弘道(23=神崎郡陸協)が8メートル26で制し8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録を突破した。

 思い通りの走りで田中がレースを制した。序盤は4~5番手の位置につけ、ラスト1周で先頭に。ここから一気にギアを上げてラストスパートを見せ、海外勢を上回るスピードで最後まで駆け抜けた。「今日は“出よう”と思ったところで出て、そのままいききることができた。内容も良かった」と笑顔。今季は精神面も含めて思うように調子が上がらなかったが、今大会前には岐阜・御嶽で約1週間の合宿を行い「凄く質の高い練習が積めた」ことから、自信を取り戻した。1500メートルと5000メートルに出場する日本選手権へと弾みをつけた。

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