丸山茂樹の長男・奨王が初の予選通過「ずっと赤字なので早く赤字ゴルファーから卒業したい」

[ 2023年5月19日 16:57 ]

ゴルフパートナー・プロアマ第2日 ( 2023年5月19日    茨城県 取手国際GC東C=6804ヤード、パー70、西C=6544ヤード、パー70 )

9番、セカンドショットを放つ丸山(撮影・藤山 由理)
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 丸山茂樹の長男・丸山奨王(22=フリー)が37位から出て、西コースを5バーディー、2ボギーの67で回り、通算6アンダーの26位に浮上し、ツアー4戦目、プロ2戦目で自身初の予選通過を果たした。

 ホールアウト後は「予選通過できて良かった。自分の課題を毎ホール考えながらやって結果が付いてこなくても、自分のベストを尽くして納得できたら良いと思っていた」とほっとした表情だった。

 出だしの10番パー4。ドライバーでグリーン右ラフに運ぶと、20ヤードのアプローチを58度のウエッジでピン側にぴたり。もう少しでイーグルというタップインバーディーで好発進した。

 12番では打つ瞬間に足が滑り、ティーショットを左に曲げてボギー。17番でもスコアを落としたが、325ヤードのビッグドライブを見せた18番をはじめパー5全3ホールでバーディーを奪ってスコアを伸ばした。

 下部ツアーでは既に賞金を獲得しているが、レギュラーツアーでは初めて賞金を手にする。丸山は「ずっと赤字なので、早く赤字ゴルファーを卒業したい」と笑った。

 父の丸山茂樹は国内ツアー10勝、米ツアー3勝を誇る。米国で生まれ育ち、ゴルフも米国で覚えた。小技の技術はアプローチの名手である父譲り。「アプローチは小さい頃からずっと習っているので得意。日本の芝に慣れない部分はあるけど、その辺(アプローチ)は受け継いだんじゃないかと思う」と胸を張った。10番の第2打はその片鱗が見えた場面だった。

 「日々努力して5年後か、10年後か分からないけど、米ツアーはゴルフのレベルとして頂点なので、そこでプレーしたい」と将来的には米ツアーでの活躍を夢見ているが「まずは日本で頑張れるゴルファーになりたい」と国内ツアーでの活躍を誓った。

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