最長身2メートル4の北青鵬、小兵相手は「むしろ得意」2場所連続“規格外”の豪快技狙って5勝目

[ 2023年5月19日 21:40 ]

大相撲夏場所6日目 ( 2023年5月19日    東京・両国国技館 )

北青鵬
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 現役力士最長身2メートル4の幕内・北青鵬(21=宮城野部屋)が琴恵光(31=佐渡ケ嶽部屋)を下して5勝目を挙げた。

 北青鵬は立ち合い左から張って左で引っ張り込もうとするが、琴恵光が左おっつけ右喉輪で徹底的に距離を取って攻める。中に入った琴恵光がもろ差しで寄っていくと、抱えた北青鵬が右小手投げで振ってから左上手を引いて寄り切った。「どこかのタイミングで(まわし)取れればいいと思って最後取れたので」と、攻め込まれながらも絶対的な自信を持つ形に持ち込むまで余裕はあったようだ。

 先場所の対戦では、今回と同じようにまわしを取らせないようにして攻めてきた琴恵光に対し、背中越しに上からまわしをつかんで豪快に放り投げる“規格外”の相撲で勝っていた。「2場所連続でそれをしようかなと思ったけど(相手の右が)入ってきてくれなかった」。あえて左脇を開ける大胆な作戦も取っていた。身長1メートル76の琴恵光とは30センチ近い身長差だが「苦手ではなく、むしろ得意」と言い切る。宮城野部屋で十両・炎鵬(28)や幕下・川副(24)ら1メートル70以下の小兵とも普段から稽古しているため対策はばっちりだった。

 入幕2場所目でここまで5勝1敗の好成績。先場所は9勝を挙げて勝ち越したが、目標だった2桁勝利には届かなかった。「敢闘賞を獲れずに悔しい思いをしたので、今場所は優勝争いに絡みたい」。現役最長身の大きな北青鵬が、大きな目標を見据えた。

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